【ゴルゴ13】演奏中の楽器、狙撃を依頼したら犯罪?

 

ずんだもん
ずんだもん
先生、音楽界のドロドロした復讐劇を見つけたのだ。
あるバイオリニストが、ライバルを陥れようとした話なのだ。
四国めたん
四国めたん
芸術家の嫉妬は怖いものね。
で、何をしたの? 楽器に細工でもしたのかしら?
ずんだもん
ずんだもん
そんな可愛いもんじゃないのだ。
なんと「超A級スナイパー」を雇って、ライバルのコンサート中に「バイオリンの弦」を撃ち抜かせたのだ!
演奏を失敗させて、恥をかかせる作戦なのだ。
四国めたん
四国めたん
……発想が狂ってるわね。
コンサートホールで発砲なんて、テロ行為じゃない。
ずんだもん
ずんだもん
でも先生、狙ったのは「弦」だけなのだ。
誰も怪我してないし、殺人未遂にはならないのだ?
四国めたん
四国めたん
甘いわよ。
まず、演奏中に銃を撃って中断させようとする行為は「威力業務妨害罪」ね。
当然、バイオリンを壊した「器物損壊罪」もつくわ。
ずんだもん
ずんだもん
業務妨害と器物損壊……意外と軽いのだ?
四国めたん
四国めたん
とんでもないわ。一番重いのは「銃」よ。
正当な理由なく発砲する行為自体が「銃刀法違反」の加重罪ね。
それに、客席があるホールで発砲してるんだから、一歩間違えば大惨事よ。
「未必の故意による殺人未遂」を問われても文句は言えないわ。
ずんだもん
ずんだもん
ひえぇ……!
でも、撃ったのはスナイパーなのだ。依頼人は見てただけなのだ。
四国めたん
四国めたん
お金を払って犯罪をやらせたなら「教唆犯(きょうさはん)」よ。
実行犯と同じ刑罰を受けることになるわ。
つまり、依頼人は実刑確定ね。
ずんだもん
ずんだもん
刑務所行きなのだ……。
でも、ライバルに恥をかかせられたなら、本望かもしれないのだ。
四国めたん
四国めたん
それがね……この話には続きがあるの。
弦を切られたライバルは、動揺するどころか、残った弦だけで曲を完璧に弾ききっちゃったのよ。
ずんだもん
ずんだもん
ええっ!? 化け物なのだ!
じゃあ、依頼人の作戦は失敗なのだ?
四国めたん
四国めたん
大失敗ね。
彼は高い依頼料を払って、「ライバルがいかに天才か」を証明する演出を手伝っただけになったわ。
ずんだもん
ずんだもん
かわいそうなのだ……。
お金を払って自分の敗北を証明しちゃったのだ。
四国めたん
四国めたん
皮肉な話よね。
彼に足りなかったのは、弦の耐久性じゃなくて、トラブルを乗り越える実力と度量だったってことよ。
人を呪わば穴二つ。墓穴を掘るためのスコップ代にしては、高くつきすぎたわね。

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今回の相談の元ネタ
作品名:『ゴルゴ13』
作者 :さいとう・たかを(リイド社)