

ずんだもん
先生、今日は「声」だけで人を倒した凄い男の話なのだ。

四国めたん
幻影旅団のウボォーギンね。
身体は動かないのに、大声だけで敵(陰獣)を倒したシーンかしら。
身体は動かないのに、大声だけで敵(陰獣)を倒したシーンかしら。

ずんだもん
そうなのだ。
至近距離で叫んで、敵の鼓膜を破って頭を破壊しちゃったのだ。
これって、武器を使ってないから「傷害罪」とかにはならないのだ?
至近距離で叫んで、敵の鼓膜を破って頭を破壊しちゃったのだ。
これって、武器を使ってないから「傷害罪」とかにはならないのだ?

四国めたん
いいえ、立派な犯罪よ。
法律上の「暴行」は、殴る蹴るだけじゃないの。
「著しく不快な騒音」や「物理的な衝撃を伴う音波」を浴びせる行為も、有形力の行使として暴行になるわ。
法律上の「暴行」は、殴る蹴るだけじゃないの。
「著しく不快な騒音」や「物理的な衝撃を伴う音波」を浴びせる行為も、有形力の行使として暴行になるわ。

ずんだもん
声も暴力なのだ?

四国めたん
ええ。しかも結果として相手が死んでるでしょ?
ナイフで刺したのと同じ「傷害致死罪」、殺意があったなら「殺人罪」が適用されるわ。
ナイフで刺したのと同じ「傷害致死罪」、殺意があったなら「殺人罪」が適用されるわ。

ずんだもん
やっぱりアウトなのだ……。
でも先生、あの時のウヴォーさんは毒を盛られて、動けない状態で敵に囲まれてたのだ。
叫ばなきゃ殺されてたのだ!
でも先生、あの時のウヴォーさんは毒を盛られて、動けない状態で敵に囲まれてたのだ。
叫ばなきゃ殺されてたのだ!

四国めたん
そこが重要なポイントね。
「急迫不正の侵害」に対して、自分の身を守るためにやむを得ずした反撃。
つまり、刑法36条の「正当防衛」が成立する可能性が極めて高いわ。
「急迫不正の侵害」に対して、自分の身を守るためにやむを得ずした反撃。
つまり、刑法36条の「正当防衛」が成立する可能性が極めて高いわ。

ずんだもん
おお! じゃあ無罪なのだ?

四国めたん
そうね。手足が使えない状況で、唯一の武器が「声」だったんだから、過剰防衛にもならないでしょうね。
ただし、ちょっと問題なのは「周りへの被害」よ。
ただし、ちょっと問題なのは「周りへの被害」よ。

ずんだもん
周り?

四国めたん
彼の声、大きすぎて味方の団員たちも耳を塞いで苦しんでたじゃない。
もし見学してた一般人の鼓膜まで破ってたら、「過失傷害罪」や民事賠償の対象よ。
正当防衛の流れ弾みたいなものね。
もし見学してた一般人の鼓膜まで破ってたら、「過失傷害罪」や民事賠償の対象よ。
正当防衛の流れ弾みたいなものね。

ずんだもん
なるほど……。
まあ、一緒にいた連中も犯罪者だから、警察に被害届は出さないと思うけど。
まあ、一緒にいた連中も犯罪者だから、警察に被害届は出さないと思うけど。

四国めたん
そうね。
他に居合わせたのもマフィアのメンバーだったり、そもそも武装集団だから......。
とはいえ、最初に手を出したのは蜘蛛の方だったかしらね。
他に居合わせたのもマフィアのメンバーだったり、そもそも武装集団だから......。
とはいえ、最初に手を出したのは蜘蛛の方だったかしらね。
今回の相談の元ネタ
作品名:『HUNTER×HUNTER』
作者 :冨樫義博(集英社)
作品名:『HUNTER×HUNTER』
作者 :冨樫義博(集英社)