週刊マンガ雑誌で編集長に抗議!作家陣が一斉ボイコットしたら訴えられるのは誰?

 

ずんだもん
ずんだもん
先生、大変なのだ!
ある超人気マンガ雑誌で、すごい事件が起きたのだ。
四国めたん
四国めたん
どんな事件かしら。
ずんだもん
ずんだもん
編集長が、読者や作家の反感を買うようなひどい決定を下したのだ。
そしたら、連載作家たちが全員で「この決定を撤回しないなら、来週の原稿は描かない!」ってボイコットしちゃったのだ!
四国めたん
四国めたん
漫画家によるクーデターね。
雑誌が白紙になったら、出版社は大損害だわ。
ずんだもん
ずんだもん
そうなのだ。
出版社は誰を訴えればいいのだ?
元凶の編集長なのだ? それともボイコットした作家たちなのだ?
四国めたん
四国めたん
訴えられるのは、間違いなく「ボイコットした作家全員」よ。
ずんだもん
ずんだもん
ええっ!?
作家が訴えられるのだ?
ストライキは労働者の権利じゃないのだ?
四国めたん
四国めたん
そこが大きな間違いよ。
漫画家は出版社に雇われた「労働者(会社員)」じゃないの。
みんな出版社と契約してる「個人事業主(フリーランス)」よ。
ずんだもん
ずんだもん
個人事業主……。
四国めたん
四国めたん
だから、労働法で守られてる「ストライキ権」は持っていないわ。
原稿を落とす行為は、単なる「債務不履行(契約違反)」になるの。
ずんだもん
ずんだもん
契約違反……。身も蓋もないのだ。
でも、みんなで団結しての抗議なのだ!
表現の自由とかで許されないのだ?
四国めたん
四国めたん
むしろ「団結」したことが致命的よ。
独立した事業者同士が示し合わせて、取引先(出版社)への仕事を拒否する行為は、「独占禁止法」「共同ボイコット」とみなされるリスクがあるわ。
カルテルの一種ね。
ずんだもん
ずんだもん
独占禁止法!?
ただの抗議活動なのに、そんな大ごとになるのだ?
四国めたん
四国めたん
ええ。出版社側からすれば、雑誌の印刷費、広告費の違約金、販売機会の損失……損害額は数億円規模よ。
それをボイコットに参加した作家たち全員に請求することになるわ。
ずんだもん
ずんだもん
ひえぇ……!
マンガの中だと「情熱が編集部を動かした」って感動的なシーンなのに、現実だと「億単位の賠償請求」が待ってるのだ。
四国めたん
四国めたん
その通りよ。
現実世界でクーデターを起こすなら、原稿を人質に取るんじゃなくて、まず弁護士を雇って契約内容の変更を申し出るのが賢明ね。
もっとも、それだとマンガ的に全然盛り上がらないでしょうけど。

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今回の相談の元ネタ
作品名:『バクマン。』
作者 :大場つぐみ・小畑健(集英社)