

ずんだもん
先生、異能バトルマンガでよくある設定について聞きたいのだ。
ある日突然、平凡な高校生が「炎を出す能力」とか「空を飛ぶ能力」に目覚めるやつなのだ。
ある日突然、平凡な高校生が「炎を出す能力」とか「空を飛ぶ能力」に目覚めるやつなのだ。

四国めたん
王道の展開ね。
大抵は「普通の日常」を守るために、親にも秘密にして隠し通そうとするわね。
大抵は「普通の日常」を守るために、親にも秘密にして隠し通そうとするわね。

ずんだもん
そうなのだ。
でも、人間が突然「兵器」みたいな能力を持ったのに、国や警察に黙ってるのって法律的にマズくないのだ?
銃を持ってるのと同じで、申告しないと「不法所持」とかで逮捕されるのだ?
でも、人間が突然「兵器」みたいな能力を持ったのに、国や警察に黙ってるのって法律的にマズくないのだ?
銃を持ってるのと同じで、申告しないと「不法所持」とかで逮捕されるのだ?

四国めたん
結論から言うと、国に申告しなくても完全に「無罪」よ。

ずんだもん
ええっ!?
申告漏れで怒られないのだ?
申告漏れで怒られないのだ?

四国めたん
日本の法律には「超能力に目覚めたら届け出なさい」なんて法律は存在しないの。
戸籍法にも住民基本台帳法にも、「特殊能力の有無」を書く欄なんてないでしょ?
戸籍法にも住民基本台帳法にも、「特殊能力の有無」を書く欄なんてないでしょ?

ずんだもん
確かに、役所の書類でそんな欄は見たことないのだ。

四国めたん
ええ。「罪刑法定主義」といって、法律に書かれていないことで人を罰することはできないからね。
むしろ、もし真面目な主人公が「能力に目覚めました」って役所や警察に申告に行ったら、どうなると思う?
むしろ、もし真面目な主人公が「能力に目覚めました」って役所や警察に申告に行ったら、どうなると思う?

ずんだもん
「君は日本の宝だ!」って、特別機関にスカウトされるのだ?

四国めたん
いいえ。
「頭のおかしな人が来た」と思われて、受診を勧められるのがオチよ。
窓口で炎を出して証明しようものなら、その瞬間に「放火未遂」や「建造物損壊罪」で現行犯逮捕ね。
「頭のおかしな人が来た」と思われて、受診を勧められるのがオチよ。
窓口で炎を出して証明しようものなら、その瞬間に「放火未遂」や「建造物損壊罪」で現行犯逮捕ね。

ずんだもん
ひえぇ……。
証明できなかったら病院送り、証明できたら刑務所行きなのだ。
証明できなかったら病院送り、証明できたら刑務所行きなのだ。

四国めたん
そういうこと。
自傷他害の恐れありと判断されれば、精神保健福祉法に基づく「措置入院」で病院に強制収容されるリスクすらあるわ。
だから、能力に目覚めても「誰にも言わずに隠しておく」のが、現代社会における最も賢い自己防衛なのよ。
自傷他害の恐れありと判断されれば、精神保健福祉法に基づく「措置入院」で病院に強制収容されるリスクすらあるわ。
だから、能力に目覚めても「誰にも言わずに隠しておく」のが、現代社会における最も賢い自己防衛なのよ。

ずんだもん
主人公たちが能力を隠すのは、法と社会から身を守るための最適解だったのだ。

四国めたん
そうね。
まあ、隠れてコソコソ空を飛んでいたら「航空法違反」になるし、念動力で物を壊せば「器物損壊罪」になるから、結局能力を使えば法律の網には引っかかるんだけどね。
まあ、隠れてコソコソ空を飛んでいたら「航空法違反」になるし、念動力で物を壊せば「器物損壊罪」になるから、結局能力を使えば法律の網には引っかかるんだけどね。

ずんだもん
世知辛いのだ……。
スーパーパワーをもらっても、部屋の中でこっそりスプーンを曲げるくらいしか、合法的な使い道がないのだ。
スーパーパワーをもらっても、部屋の中でこっそりスプーンを曲げるくらいしか、合法的な使い道がないのだ。

四国めたん
平和でいいじゃない。
やりすぎたら、お母さんに怒られるだろうけどね。
やりすぎたら、お母さんに怒られるだろうけどね。
今回の相談の元ネタ
テーマ:超能力の隠蔽
テーマ:超能力の隠蔽