兄妹が迷わないように「パンくず」を地面に落として目印にしたら不法投棄!?

 

ずんだもん
ずんだもん
先生、今日は童話の疑問なのだ。
森で迷子にならないように、歩きながら「パンくず」をポロポロ落として目印にするのは、法的にアリなのだ?
四国めたん
四国めたん
ヘンゼルとグレーテルの作戦ね。
結論から言うと、現代日本でそれをやったら「廃棄物処理法違反(不法投棄)」で検挙されるわよ。
ずんだもん
ずんだもん
ええっ!?
ゴミじゃないのだ! 食べ物なのだ!
四国めたん
四国めたん
地面に捨てた時点で、それはもう「一般廃棄物(ゴミ)」よ。
みだりにゴミを捨てる行為は、個人の場合でも「5年以下の懲役」「1000万円以下の罰金」になり得る重罪なの。
ずんだもん
ずんだもん
パンくずで1000万円……!
世知辛すぎるのだ。
四国めたん
四国めたん
それに、もしそれが公道だったら「道路交通法違反」にもなるわ。
道路に物を置いて交通の妨げになる行為は禁止されているの。
パンくずに集まった鳥や虫が原因でスリップ事故でも起きたら、損害賠償ものね。
ずんだもん
ずんだもん
ひえぇ……。
でも先生、彼らは遊びでやったんじゃないのだ。
悪い親に口減らしで森に捨てられそうになったから、家に帰るために必死でやったのだ!
四国めたん
四国めたん
……なるほど。
親による「保護責任者遺棄」から逃れるための行動だったわけね。
それなら話は別よ。
ずんだもん
ずんだもん
おっ、許されるのだ?
四国めたん
四国めたん
刑法37条の「緊急避難」が適用される可能性が高いわ。
「自分たちの命を守るため」という正当な理由があるなら、パンくずを捨てる程度の違法性は免除(阻却)されるはずよ。
ずんだもん
ずんだもん
よかったのだ!
これで無事に家に帰れるのだ。
四国めたん
四国めたん
まあ、童話では結局、落としたパンくずは全部「森の小鳥たち」に食べられて、道しるべにならなかったんだけどね。
ずんだもん
ずんだもん
作戦失敗なのだ……。
ただ、成功したとしても、あんまりその家帰りたくないのだ。
どうせまた捨てられるのだ
四国めたん
四国めたん
……物語の展開にはいくつか種類があるけど。
古いバージョンでは、最後に2人が家に帰ると「なぜか」母親がいなくなっているパターンが多いわよ。
ずんだもん
ずんだもん
なんでなのだ!?
四国めたん
四国めたん
調べてみてごらんなさい。

 

今回の相談の元ネタ
作品名:『ヘンゼルとグレーテル』
作者 :グリム兄弟(グリム童話)