

ずんだもん
先生、マンガでたまに出る
「周囲の生物から勝手に生命エネルギーを吸い取る能力」について聞きたいのだ。
「周囲の生物から勝手に生命エネルギーを吸い取る能力」について聞きたいのだ。

四国めたん
歩く災害、あるいは「存在そのものが凶器」になってしまった存在ね。

ずんだもん
そうなのだ。
本人の意思では止められないのだ。
近くにいるだけでみんな弱って死んじゃうのだ。
本人の意思では止められないのだ。
近くにいるだけでみんな弱って死んじゃうのだ。

四国めたん
……恐ろしいわね。

ずんだもん
殺すつもりなんてないのに、存在自体が周囲を害するのだ。
これって、人権を剥奪されて、隔離されるしかないのだ?
これって、人権を剥奪されて、隔離されるしかないのだ?

四国めたん
まず大前提として、その人が日本国籍を持つ人間である限り、どんな体質になろうと「基本的人権」は保障されるわ。
法的に「人間としての権利」が剥奪されることは絶対にないわよ。
法的に「人間としての権利」が剥奪されることは絶対にないわよ。

ずんだもん
人権はあるのだ!
よかったのだ!
じゃあ、自由に街を歩いたり、コンビニに行ったりできるのだ?
よかったのだ!
じゃあ、自由に街を歩いたり、コンビニに行ったりできるのだ?

四国めたん
いいえ、それは認められないわ。
人権は守られるけど、憲法には「公共の福祉」という概念があるの。
多くの人の命を守るためなら、個人の自由は制限されるのよ。
人権は守られるけど、憲法には「公共の福祉」という概念があるの。
多くの人の命を守るためなら、個人の自由は制限されるのよ。

ずんだもん
自由は制限されるのだ……。

四国めたん
その人の状態は、法的に見ると「致死性の高い空気感染ウイルスを撒き散らす患者」と同じ扱いね。
だから「感染症予防法」の類推適用で、強制的に「隔離入院(収容)」されることになるわ。
だから「感染症予防法」の類推適用で、強制的に「隔離入院(収容)」されることになるわ。

ずんだもん
やっぱり隔離なのだ……。
でも、もし「隔離なんて嫌だ!」って言って街に飛び出したら?
でも、もし「隔離なんて嫌だ!」って言って街に飛び出したら?

四国めたん
それが一番最悪よ。
自分の危険性を知りながら人混みに入れば、「未必の故意による殺人罪」やバイオテロと同等の行為とみなされるわ。
そして、彼によって命を脅かされた人たちには「正当防衛」が成立する。
自分の危険性を知りながら人混みに入れば、「未必の故意による殺人罪」やバイオテロと同等の行為とみなされるわ。
そして、彼によって命を脅かされた人たちには「正当防衛」が成立する。

ずんだもん
その人を攻撃しても無罪なのだ?

四国めたん
そう。
警察や自衛隊、あるいは一般市民が、自分の命を守るためにその人を攻撃し、結果として彼が死んでしまっても、攻撃した側は無罪になる可能性が高いわ。
警察や自衛隊、あるいは一般市民が、自分の命を守るためにその人を攻撃し、結果として彼が死んでしまっても、攻撃した側は無罪になる可能性が高いわ。

ずんだもん
法はその人を裁かないけど、その人を殺した人も裁かないってことなのだ。
実質的に、人間社会で生きる場所はないのだ。
実質的に、人間社会で生きる場所はないのだ。

四国めたん
悲しいけど、地上にいる限りはそうね。
その人が誰かを傷つけず、かつ自身の自由を確保するには、誰もいない場所……無人島とか、月みたいな地球外に移住するしかないでしょうね。
その人が誰かを傷つけず、かつ自身の自由を確保するには、誰もいない場所……無人島とか、月みたいな地球外に移住するしかないでしょうね。

ずんだもん
永遠の孤独なのだ。
彼に必要なのは、法律家じゃなくて、彼のエネルギーを吸っても平気な「規格外のパートナー」だけなのかもしれないのだ。
彼に必要なのは、法律家じゃなくて、彼のエネルギーを吸っても平気な「規格外のパートナー」だけなのかもしれないのだ。
今回の相談の元ネタ
作品名:エナジードレイン
作品名:エナジードレイン