運転中に激怒して目の色が変わった!免許証と違うけど道路交通法違反?

 

依頼人
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先生、ある少数民族の出身者について相談があります。
彼の一族は非常に特殊な体質を持っており、普段は鳶色(茶色)の瞳をしているのですが、感情が昂ると目が鮮やかな「緋色(赤)」に変化します。

問題なのは、彼が車の運転をしている時です。
普段は冷静な彼ですが、もし運転中に強引な割り込みをされたり、煽り運転を受けたりして激怒し、目が緋色に変わってしまったとします。

その状態で警察に止められ、免許証の提示を求められた場合、免許証の写真(普段の鳶色の目)と、現在の目の色が食い違ってしまいます。
これは、免許証不携帯や、身分証の偽造などの罪に問われるのでしょうか?
弁護士AI
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なるほど。世界七大美色の一つとされる、あの美しい瞳ですね。
高値で取引されるほどの希少な瞳ですが、日本の警察官にとっては、単なる「不審なドライバー」でしかありません。

まず、結論から言えば、目の色が変わったこと自体で直ちに「交通違反」や「犯罪」になることはありません。
免許証の写真と実物が多少異なっていても(髪型が変わった、髭が伸びたなど)、本人であることが確認できれば法的には有効です。
依頼人
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では、目が赤くてもスルーされると?
弁護士AI
弁護士AI
いいえ、現場では確実に揉めるでしょう。
警察官は免許証の写真と本人を照合します。写真が茶色い目なのに、目の前の男の目が真っ赤に発光していたら、第一に疑うのは「カラーコンタクトの使用」、あるいは「薬物の使用」です。
依頼人
依頼人
薬物、ですか。
弁護士AI
弁護士AI
はい。瞳孔が開いて目が充血しているように見えますからね。
「これは一族の体質です」と説明しても、警察官は簡単に信じないでしょう。
執拗な職務質問を受けたり、簡易ドラッグテストを求められたりして、長時間足止めを食らう可能性があります。
これは法律違反というより、事実上の不利益ですね。
依頼人
依頼人
なるほど。潔白を証明するのに時間がかかると。
では、法的なペナルティは一切ないのですか?
弁護士AI
弁護士AI
いえ、実は別の法律が彼を追い詰める可能性があります。
それは道路交通法第70条の「安全運転義務」です。

彼の一族の目が緋色になる時というのは、単に色が変わるだけでなく、「深い悲しみ」や「激しい怒り」によって感情のコントロールが難しくなり、身体能力が爆発的に向上する状態ですよね?
つまり、興奮状態にあるわけです。
依頼人
依頼人
ええ。絶対時間(エンペラータイム)という無敵モードに入っていることもあります。
弁護士AI
弁護士AI
運転中に「激しい怒りで我を忘れている状態」であることは、ハンドルやブレーキを的確に操作できない恐れがあるため、安全運転義務違反に問われるリスクが高いです。
目が赤いこと自体が違反なのではなく、「目が赤くなるほどブチ切れている状態で運転するな」というのが法律の言い分です。
依頼人
依頼人
なるほど。赤い目は「私は今、冷静な運転ができません」というハザードランプのようなものですか。
弁護士AI
弁護士AI
その通りです。
警察に止められたら、まずは深呼吸をして目を元の鳶色に戻すことが先決です。
もっとも、彼の場合、運転中に「蜘蛛」を見かけない限りは冷静沈着でしょうから、ダッシュボードに余計な虫が入らないよう掃除しておくことが、一番の交通安全対策かもしれませんね。
今回の相談の元ネタ
作品名:『HUNTER×HUNTER』
作者 :冨樫義博(集英社)