

ずんだもん
先生、大企業の社長が、趣味と実益を兼ねて「空を飛べてビームが出せるパワードスーツ」を個人的に開発したとするのだ。

四国めたん
天才発明家の社長が、自分で赤いスーツを着て戦う映画ね。
ロマンの塊だけど、日本でそれをやったら一発で逮捕されるわよ。
ロマンの塊だけど、日本でそれをやったら一発で逮捕されるわよ。

ずんだもん
ええっ!?
自分で着るために、自宅の地下室で作っただけなのだ。
販売しなければセーフじゃないのだ?
自分で着るために、自宅の地下室で作っただけなのだ。
販売しなければセーフじゃないのだ?

四国めたん
甘いわね。
ビームやミサイルが出る時点で、それは立派な兵器よ。
日本の「武器等製造法」では、国からの許可なく武器や銃砲を製造することは厳しく禁止されているの。
自分で使うためだろうと、無許可で作った時点で最大で懲役刑の重罪よ。
ビームやミサイルが出る時点で、それは立派な兵器よ。
日本の「武器等製造法」では、国からの許可なく武器や銃砲を製造することは厳しく禁止されているの。
自分で使うためだろうと、無許可で作った時点で最大で懲役刑の重罪よ。

ずんだもん
武器を作っちゃダメなのだ……。
じゃあ、完成したスーツを着て街を歩いたら?
じゃあ、完成したスーツを着て街を歩いたら?

四国めたん
当然、「銃刀法違反(銃砲の不法所持)」ね。
警察の特殊部隊が会社に突入してきて、社長はテロリストとして連行されるわ。
警察の特殊部隊が会社に突入してきて、社長はテロリストとして連行されるわ。

ずんだもん
日本の法律は厳しいのだ。
じゃあ、ビームやミサイルは全部外すのだ!
ただ「空を飛べるだけの鉄のスーツ」なら、武器じゃないからセーフなのだ?
じゃあ、ビームやミサイルは全部外すのだ!
ただ「空を飛べるだけの鉄のスーツ」なら、武器じゃないからセーフなのだ?

四国めたん
それもダメね。今度は「航空法」の壁にぶつかるわ。
人が乗って空を飛ぶ機械は、国交省から「航空機としての安全性(型式証明)」の認可を受けないといけないの。
人が乗って空を飛ぶ機械は、国交省から「航空機としての安全性(型式証明)」の認可を受けないといけないの。

ずんだもん
型式証明?

四国めたん
そう。どこの馬の骨ともわからない自作のスーツで、勝手に日本の領空を飛び回ったら「無許可飛行」や「空域制限違反」で即座にアウトよ。
レーダーに映ったら、自衛隊機がスクランブル発進してくるわね。
レーダーに映ったら、自衛隊機がスクランブル発進してくるわね。

ずんだもん
空も飛んじゃダメなのだ……。
社長の財力や天才的な頭脳があっても、日本の法律は突破できないのだ?
社長の財力や天才的な頭脳があっても、日本の法律は突破できないのだ?

四国めたん
ええ。
もし合法的にアイアンマンになりたいなら、まずは経済産業省と国土交通省に分厚い申請書類を出して、何年もかけて安全審査を通す必要があるわね。
もし合法的にアイアンマンになりたいなら、まずは経済産業省と国土交通省に分厚い申請書類を出して、何年もかけて安全審査を通す必要があるわね。

ずんだもん
ヒーローになる前に、お役所の窓口で心が折れそうなのだ。

四国めたん
そうね。
記者会見でカッコよく「私がアイアンマンだ」なんて正体を明かしたら、拍手喝采の代わりに、警察と役所の人が一斉に令状を持って押し寄せてくるわよ。
記者会見でカッコよく「私がアイアンマンだ」なんて正体を明かしたら、拍手喝采の代わりに、警察と役所の人が一斉に令状を持って押し寄せてくるわよ。

ずんだもん
平和な国では、天才社長は大人しくスマホでも開発してるのが一番なのだ。
今回の相談の元ネタ
作品名:『アイアンマン』
作者 :スタン・リー他(マーベル・コミック)
作品名:『アイアンマン』
作者 :スタン・リー他(マーベル・コミック)