

ずんだもん
先生、子供の頃の黒歴史がとんでもないことになった話なのだ。
小学生が友達と秘密基地で「悪の組織が世界を滅ぼすシナリオ」をノートに書いたのだ。
小学生が友達と秘密基地で「悪の組織が世界を滅ぼすシナリオ」をノートに書いたのだ。

四国めたん
子供の頃によくある、無邪気な空想遊びね。

ずんだもん
大人になってから、その「よげんの書」に書いた通りの手口で、本当にテロ事件が起き始めたのだ!
ロボットが街を壊したり、ウイルスが撒かれたり。
これって、ノートを書いた本人が警察に「テロの首謀者」として逮捕されちゃうのだ?
ロボットが街を壊したり、ウイルスが撒かれたり。
これって、ノートを書いた本人が警察に「テロの首謀者」として逮捕されちゃうのだ?

四国めたん
なるほど。「ともだち」の仕業ね。
結論から言うと、ただノートを書いただけで、本人がテロに関与していないなら「無罪」よ。
結論から言うと、ただノートを書いただけで、本人がテロに関与していないなら「無罪」よ。

ずんだもん
よかったのだ! 捕まらないのだ!

四国めたん
法律上、犯罪が成立するには「故意(犯罪を実行する意思)」が必要なの。
小学生が遊びで書いた空想のノートには、現実のテロを起こす意思なんてないでしょ?
だから、書いた行為自体は「表現の自由」の範囲内よ。
小学生が遊びで書いた空想のノートには、現実のテロを起こす意思なんてないでしょ?
だから、書いた行為自体は「表現の自由」の範囲内よ。

ずんだもん
じゃあ、警察が来ても「あれは子供の落書きなのだ」って説明すれば帰ってくれるのだ?

四国めたん
……それが、そう上手くはいかないのよ。
裁判になれば無罪を勝ち取れるかもしれないけど、警察の捜査段階では「最重要参考人」、いえ「主犯格」として徹底的にマークされるわね。
裁判になれば無罪を勝ち取れるかもしれないけど、警察の捜査段階では「最重要参考人」、いえ「主犯格」として徹底的にマークされるわね。

ずんだもん
ええっ!? なんでなのだ!?

四国めたん
警察の立場になって考えてみて。
未曾有の連続テロ事件が起きていて、その犯行手口と一言一句同じことが書かれた「計画書(よげんの書)」が見つかったのよ。
しかも、その作者が目の前にいる。
「偶然です」「子供の落書きです」なんて言い訳、信じる刑事はいないわ。
未曾有の連続テロ事件が起きていて、その犯行手口と一言一句同じことが書かれた「計画書(よげんの書)」が見つかったのよ。
しかも、その作者が目の前にいる。
「偶然です」「子供の落書きです」なんて言い訳、信じる刑事はいないわ。

ずんだもん
完全に「テロの計画を立てた黒幕」に見えるのだ……。

四国めたん
ええ。
逮捕状が出るかは状況次第だけど、連日厳しい取り調べを受けることは避けられないわ。
「他に誰がこのノートの内容を知っているんだ?」って問い詰められても、昔の遊び仲間の顔なんてすぐには思い出せないでしょ?
逮捕状が出るかは状況次第だけど、連日厳しい取り調べを受けることは避けられないわ。
「他に誰がこのノートの内容を知っているんだ?」って問い詰められても、昔の遊び仲間の顔なんてすぐには思い出せないでしょ?

ずんだもん
疑いを晴らすのが難しすぎるのだ。
彼はどうすればいいのだ?
彼はどうすればいいのだ?

四国めたん
警察に捕まる前に、自分でかつての仲間を集めて、本当の黒幕(ともだち)の正体を暴くしかないわね。
ギターを一本背負って、世界を救う覚悟を決めるのよ。
ギターを一本背負って、世界を救う覚悟を決めるのよ。

ずんだもん
ただのコンビニ店長には荷が重すぎるのだ……。
子供の頃の秘密基地には、絶対にヤバい設定のノートを残しちゃダメってことなのだ。
子供の頃の秘密基地には、絶対にヤバい設定のノートを残しちゃダメってことなのだ。
今回の相談の元ネタ
作品名:『20世紀少年』
作者 :浦沢直樹(小学館)
作品名:『20世紀少年』
作者 :浦沢直樹(小学館)