心臓が「巨大な槍」に変形する人間は、銃刀法違反で逮捕される?

 

ずんだもん
ずんだもん
先生、聞いてほしいのだ。
ある事件で死んじゃった高校生が、錬金術の合金を埋め込まれて生き返ったのだ。
四国めたん
四国めたん
「核鉄(かくがね)」を心臓代わりにしたのね。
それで、どうなったの?
ずんだもん
ずんだもん
その合金、戦う時は胸から飛び出して、巨大な「突撃槍」に変形するのだ!
でも普段は、心臓として体の中に収まっているのだ。
これって、隠し持ってるから「銃刀法違反」にならないのだ?
四国めたん
四国めたん
なるほど。生きるために武器を心臓にした少年ね。
結論から言うと、体の中に収めている限りは「無罪」よ。
ずんだもん
ずんだもん
ええっ? 武器なのだ?
取り出せば鉄も切り裂く槍になるのだ!?
四国めたん
四国めたん
でも、今の彼にとってそれは何かしら?
血液を循環させて命を維持するための「人工心臓(医療機器)」そのものでしょ?
取り上げたら死んじゃうじゃない。
ずんだもん
ずんだもん
確かに、死んじゃうのだ。
四国めたん
四国めたん
日本の法律は、生存に必要な身体の一部や、ペースメーカーなどの医療用具を「凶器」として取り締まることは想定してないの。
「これは私の臓器です」と言えば、警察も手出しできないわ。
ずんだもん
ずんだもん
なるほど! 無敵なのだ!
じゃあ、街中で怪物が出た時に、槍を取り出して戦うのはどうなのだ?
四国めたん
四国めたん
それはアウトよ。
体の外に出して手に持った瞬間、それは「臓器」から明確な「刀剣類」に変わるわ。
いくら正当防衛でも、あんな巨大な槍を街中で振り回してたら、怪物よりも彼の方が危険人物として通報されるわね。
ずんだもん
ずんだもん
世知辛いのだ……。
四国めたん
四国めたん
それに、もし彼が槍を出さなくても、ブチ撒けられた臓物(ハラワタ)の上に佇む少女全身タイツのライバルなど、職務質問を避けるにはハードルが高いわね。
ずんだもん
ずんだもん
なるほど……。
分からないことばかりだったとしても、信じる道を突き進むのは法的にリスクがあるってことなのだ?
四国めたん
四国めたん
ええ、その通りよ。
でも、彼らがその「真っ赤な誓い」を胸に秘めている限り、法律の壁さえも錬金術で変えてしまうかもしれないわね。

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今回の相談の元ネタ
作品名:『武装錬金』
作者 :和月伸宏(集英社)